血友病についてのQ&A
血友病ってなに?
治療薬について
凝固因子製剤は、いつまでも安心して使えるのでしょうか。
患者さんの中には補充療法を行っているうちに、からだの中に凝固因子の働きを邪魔するもの(インヒビター)ができてくることがあります。

〈2011年10月14日現在〉
インヒビターの発生
凝固因子製剤を使っていると、身体の中で凝固因子を異物とみなしてインヒビターといわれるものができ、補充療法の効果が落ちて、止血しにくくなることがあります。
インヒビターの発生頻度は最近の海外データによると血友病A で3.6 ~ 21%(PUPs:21 ~ 32%)、血友病B で1.5 ~ 2.7%(重症型では9%)です。補充療法を始めたのち、比較的早い時期に発生しますが、自然に消えてしまうこともあります。