節目のケアシリーズ
《こんな時、どうしたらいい?》乳幼児期編
過保護になっていないか心配
幼稚園児ですが、病気だからと身の周りの片付けなど、つい、親がしてしまい、過保護になっていると気がついて、今度は逆にきびしくし過ぎてしまいます。しつけについてどう考えたらよいのでしょうか?
日常の動作や遊びの中で血友病のお子さんにとって特に危険なことはしないようにしつけることは大切ですが、基本的には、健常児と同じように接することが大切です。血友病のお子さんのしつけに対する考え方としては、1つは、「日常生活上のことは、他のお子さんと同じ様にできるだけ自分でさせるようにして動きを活発にすること」です。これは身体を動かして筋力をつけることが出血防止につながるからです。もう1つは、成長するにつれ、出血コントロールを含め自己管理が大切になってきますので、幼い頃から「自己管理のできる人を目標において育ててあげること」が大切なのではないでしょうか。
