
遺 伝(X 連鎖性遺伝)
ヒトの遺伝情報は23 対の染色体に納まっており、血友病を決める遺伝子は、23 番目の染色体(性染色体)のX 染色体にあります。この染色体は性別を決める染色体で、男子はXY、女子はXX の対になっています。そのため、X 染色体に異常があると、男子は必ず血友病になります。しかし、女子は一方のX 染色体だけに異常がある場合は保因者にとどまり、血友病になることはありません。
兄 弟
血友病の50%は突然変異によるものです。しかし、発症した血友病が、遺伝(母親が保因者)によるものだとすると、今後生まれる男の子は血友病、女の子は保因者である可能性がそれぞれに1/2 あります。
結 婚
血友病患者さん(男性)が、将来、健康な女性と結婚した場合、生まれる男の子は全て健康ですが、女の子は全て保因者になります。また、保因者の女性と結婚した場合は、生まれる男の子が血友病である確率は1/2であり、女の子は保因者あるいは女性血友病になります。
保因者
保因者は症状もなく、一般的に患者ではありません。時に凝固因子レベルが低いことがあり、外傷や分娩時などに出血量が多いこともあります。また、健康な男性と結婚した場合、子どもが血友病となる確率は1/4 です。
保因者診断
保因者であるかどうかは、家系図を作ることで、ある程度推測することができます。確実保因者とは、