
生まれつき体の中に第VIII(IX)因子を持っていない血友病患者さんにとっては、補充された第VIII(IX)因子が異物とみなされて、その凝固因子に対する抗体※が作られてしまうことがあります。この抗体の中には、せっかく補充した凝固因子の働きを妨害(中和)するものがあり、このような悪さをする抗体のことを「インヒビター」と呼んでいます。インヒビターができてしまうと、凝固因子を注射しても効かなくなることがあり、止血管理が難しくなります。
※生来、その人が持っていないもの(異物)が外から体に入って来た時、異物に反応して体の中で作られるたん白のこと

インヒビターの力価が10BU/mL以下で、製剤を投与してもハイレスポンダーのような力価の上昇がみられない患者さん。